インデックスファンドで再投資型で投資を開始されている方、複利効果で雪だるま式に資産が増えるという話を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、その内容がいまいち理解できない、実感できないという方もいるのではないでしょうか？
私も実際、証券会社や金融機関の窓口で問い合わせたところ、「口数ではなく、基準価格に上乗せされる」との返答がありました。
変動する資産の中で基準価格に上乗せされるという説明では、いまいちメリットを感じきれませんでした。
今回は、とても分かりやすい説明動画を見つけ、視聴しましたので、その内容を解説します。
この動画では、複利とは何か、インデックス投資に複利効果があるとされる理由、そして投信内の企業配当がどのように複利効果を生むのかについて、具体例を用いてわかりやすく説明されています。
これを理解することで、インデックス投資の魅力を再確認できるでしょう。
動画では投稿者の考えとしてとの前提がされています。
参考動画
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複利とは何か？
まず、複利とは何かについて説明します。
複利とは、元本に利息が上乗せされ、その利息にもさらに利息がつくという仕組みです。
銀行預金を例にとると、例えば100万円を年利5%で預けた場合、1年後には105万円になります。
次の年には、その105万円に対してさらに5%の利息がつき、110.25万円になります。
このように、利息が利息を生むことで、資産が雪だるま式に増えていくのが複利の特徴です。
しかし、投資信託の場合は少し事情が異なります。
投資信託の基準価格は市場の動向に応じて変動し、一定の利率で増えるわけではありません。
そのため、本当の意味での複利効果が得られるわけではありません。
しかし、過去の株式市場のパフォーマンスを見ると、インデックス投資には複利効果同等の効果があると考えられています。
株式や投資信託のように価格が変動するものについては、複利のようなものであっても、本当の意味での複利ではないのです。
インデックス投資における複利効果
インデックス投資が複利効果を持つと言われる理由の一つは、株式市場全体の成長です。
例えば、S&P500を例にとると、20年前にS&P500のインデックス・ファンドに100万円を投資していたら、現在は約387万円に増えていたとします。
これは年利約7%で増えた計算になります。この成長は、まさに複利のような効果を持っていると言えます。
過去の実績を元に将来の資産額を予測するのは難しいですが、株式市場全体が成長してきた歴史を考えると、インデックス投資が長期的に資産を増やす可能性が高いと考えられます。
これは、インデックス・ファンドの投資先企業が利益を再投資することで、さらなる成長を遂げるためです。
複利効果の実際
最後に、複利効果が投信内の企業の配当にも現れる点について説明します。
利益を伸ばしている企業は、その利益を事業に再投資する傾向があります。
この再投資がさらなる成長を生み、その結果として企業の価値が上がります。
この企業価値の上昇が、インデックスファンド全体の基準価格の上昇に寄与します。
例えば、S&P500に含まれる企業が利益を再投資して事業を拡大し、その結果として株価が上昇する場合、その恩恵をインデックスファンドの投資家は受けることになります。
このように、企業の利益再投資による成長が、実質的に複利効果を生む形になるのです。
新NISAでのインデックス投資：複利効果はあるのか？ まとめ
結論として、投信の口数には本当の意味での複利効果はありませんが、インデックス・ファンドが投資する基準価格（ベンチマーク指数）の成長には複利効果同等の効果があると言えます。
これは、インデックス・ファンドの投資先企業が利益を再投資する傾向があり、その再投資がさらなる成長を生むためです。
個人的には、完全に正しい説明ではないかもしれませんが、「複利のようなもの」や「複利効果と同等の効果」という説明がしっくりきて、理解につながりました。
証券会社などの説明と同じ内容ですが、言い回しが異なることで納得できました。
長い間抱いていた疑問が解消されました。
参考にしたYouTube動画チャンネルの内容はとても分かりやすかったので、今後も色々と参考にさせていただきたいと思いました。
インデックス投資を通じて長期的に資産を増やすためには、複利効果を理解し、継続的な投資を行うことが重要です。
市場の変動に左右されず、長期的な視点で投資を続けることで、インデックス投資の複利効果を最大限に活用することができるでしょう。
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