個別株 板見かた 買気 売気 板の厚さ
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売気配株数 | 気配値 | 買気配株数 |
---|---|---|
200 | 110 | |
100 | 100 | |
90 | 200 | |
80 | 300 |
株式投資において、個別株の「板情報」または「気配情報」は売買判断の重要な材料となります。
株式市場では、個別株の売り手と買い手が出会い、取引が成立するために、板情報が利用されます。
しかし、多くの初心者にとって、板情報の見方は複雑でわかりにくいものです。
まず個別株を買おうとした時に、表示されますが、なんとなく売りと買いのボリュームの表だとしか見えません。
そこで今回は、個別株の板情報の見方について、初心者向けに解説します。
記事では、「個別株 板情報」、「買気」、「売気」、「板の厚さ」という4つのキーワードを軸に、わかりやすく解説していきます。
これにより、初心者の方々も板情報を理解しやすくなり、より適切な投資判断の基礎知識になるでしょう。
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個別株の板情報とは?
個別株の板情報は、リアルタイムで更新される売買注文の一覧表です。具体的には、以下の情報が表示されます。
- 価格: 注文価格
- 買気: その価格で買いたい人の注文数
- 売気: その価格で売りたい人の注文数
- 成行注文: その価格で即座に売買したい注文数
- 出来高:すでに取引された株式数
出来高が多いほど、市場参加者が多いことを意味し、活発に取引されている銘柄と言えます。
活発な市場では、価格変動が大きくなる傾向があります。
板情報は、証券会社の取引ツールやアプリで確認できます。
買気と売気の見方
板情報の中で、特に重要なのが「買気」と「売気」です。
- 買気: その価格で買いたい人の注文数が多いほど、その価格で買う人が多いことを意味します。
つまり、株価が上昇する可能性が高いと考えられます。 - 売気: その価格で売りたい人の注文数が多いほど、その価格で売る人が多いことを意味します。
つまり、株価が下落する可能性が高いと考えられます。
買気と売気を比較することで、その価格における需給関係を判断することができます。
需給関係とは、買いたい人と売りたい人のバランスです。
買いたい人が多い場合は株価は上がり、売りたい人が多い場合は株価は下がります。
「指値」を決めるのにとても役に立ちます。
株は、同価格なら注文順に売買が成立するルールがあります。
投資家は需給バランスを把握し、戦略を立てることができます。
買い注文が売り注文よりも多い場合、その株価が上昇する可能性が高いと判断できます。
逆に、売り注文が多い場合は株価が下落する可能性が高いと予測できます。
板の厚さの見方
板の厚さは、その価格における注文の量を示します。
板が厚いほど、その価格で売買しようとする人が多いことを意味します。
板の厚さは、注文数量多さでの確認できます。
要するに 板の厚さ=注文数量多さ
板が厚い場合は、以下の状況が考えられます。
- その価格で大きな注文が入っている
- 多くの投資家がその価格で売買を検討している
板の厚さは、株価の変動を予測する指標として役立ちます。
個別株の板情報の見方:初心者でもわかる基礎情報! まとめ
個別株の板情報は、株式投資において価格変動のヒントを得るために欠かせない情報源です。
しかし、初めて板情報を見た方にとっては、ただ数字が羅列されていて理解しにくいと感じるかもしれません。
本記事では、株初心者向けに個別株の板情報の見方を解説しました。
買気、売気、板厚といった基本的なキーワードに加え、出来高や板情報活用のについても詳しく説明しました。
板情報は、需給関係を分析し、指値注文を設定するのに役立ちます。賢く投資判断を行うためのヒントとして活用しましょう。
個人的な経験としては、ある程度価格が安いと感じた時にほんの少額購入してみて、その後の動向確認することで経験値にできると思います。
また、本記事で学んだ知識を活かし、実際に投資判断に役立ててみてください。
板情報は、投資判断に役立つ強力なツールですが、あくまでも参考情報であることを忘れてはいけません。
板情報のみを過信せず、他の情報と組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になります。
本記事が、個別株の板情報の見方を理解する一助となれば幸いです。
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