S&P500指数に連動する投資信託であるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、現在史上最高値を更新しています。
投資期間1年の騰落率は+40%程度で推移しています。
この状況に直面すると、多くの投資家は売却を検討するかもしれません。
市場に置きリスクを抱えるよりも、このタイミングで利益確定を選択される方もいるでしょう。
しかし、特に積み立て段階にある投資家は、売却せずに長期保有を続けるべきかどうかを考える必要があります。
本記事では、その判断に役立つ情報を提供します。
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長期投資のメリット
歴史的に見て、S&P500指数は長期的に上昇傾向にあります。
例えば、過去数十年間にわたり、この指数は幾度かの市場の調整や不況を乗り越えてきましたが、最終的には常に回復し、さらなる高値を更新してきました。
これにより、長期保有することで、短期的な市場の変動に左右されず、資産を増やすことが可能です。
さらに、投資信託の積み立てを続けることで、ドルコスト平均法の効果を享受できます。
これは、価格が低いときにより多くの口数を購入し、価格が高いときには少ない口数を購入することで、平均取得価格を抑える方法です。
結果として、長期的なリターンを向上させることができます。
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為替の影響
日本円が最近ドルに対して弱くなっていることも、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を保有するメリットの一つです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はアメリカの株式市場に投資しており、その価値はドルで評価されます。
円安が進むと、ドル建ての資産の価値が相対的に上がるため、投資のリターンが増える可能性があります。
つまり、同じパフォーマンスでも、円安によって日本円で換算した場合の利益が大きくなるのです。
購入時と比較して円安方向に為替レートが変動した場合には為替差益、円高方向に為替レートが変動した場合には為替差損が発生します。
この為替の恩恵も、長期的な資産形成に寄与します。
新規投資家の戦略
新規投資家でまだ積み立てを続けている場合、特に現在のように市場が高値を更新している状況でも、定期的な拠出を続けることが重要です。
価格が低い時期にはより多くの株式を購入でき、これが長期的なリターンを向上させます。
ウォーレン・バフェットの発言「投資期間は一生」や「あなたが10年間持ち続ける気がない株を、10分間も持ってはいけない」のように、徹底して長期保有を推奨しています。
所有銘柄の売買を判断するというよりは、長期に所有できる銘柄をしっかり調べ、長く所有することが勧められています。
市場の一時的な調整や下落を恐れずに、規律を持って積み立てを続けることが、成功する投資の鍵です。
史上最高値 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を売るべきか まとめ
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が史上最高値を更新している現在、売却を検討する投資家もいるかもしれません。
しかし、歴史的に見てS&P500指数は長期的に上昇しており、長期保有することで大きな利益を得ることができます。
特に新規投資家や積み立てを続けている投資家は、価格に関係なく定期的に投資を続けることで、ドルコスト平均法のメリットを享受できます。
今後も市場の動向を注視しつつ、長期的な視点で投資を続けることが重要です。
個人的には、2年弱所有のS&P銘柄は46%の運用益を上げていますが、このタイミングで売却は考えていません。
まだまだ積み立て中ですし、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は設定来+213%の運用益にもなっていますので、このタイミングはまだ過渡期だと思っています。
米国経済は今後も成長していくと予想されていますし、S&P500も長期的に上昇トレンドにあり、短期的な値動きに惑わされないことが重要です。
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S&P500は、過去20年以上にわたって右肩上がりの上昇トレンドを継続しており、今後も上昇していく可能性があります。
売却を検討する場合は、なぜ売却したいのか、その理由を明確にすることが重要です。
感情的に判断するのではなく、冷静かつ合理的に判断しましょう。
今後もeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の動向に注目し、賢明な投資判断を行いましょう。
免責事項
本情報は情報提供のみを目的としており、投資勧誘ではありません。
投資判断はご自身の責任で行い、十分にご検討ください。
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